FUNKSPUNKPUNK

architecture, design, art, film, memorandum

July 2013

エクスペリエンス

R0013884


You Don't Spend, You Don't Get.

僕のボスの言葉らしい.

最初聞いたときは、何だかもっともらしい言葉だなぁ.
くらい思っていた.


会社に入って2ヶ月、
この意味を体感して、実感して、実践するようになってきた.

僕的に言うと、

You Don't Touch, You Don't Get.

という方が、建築やインテリア、ファーニチャーデザインとしては近い.
多分、上記の場合は、包括的なサービスの部分まで入っていて、
確かにそれも感じ始めているけど、
今の僕はもう少し直裁的な Touch の部分にしっくりきている.


というのも、
デザインを実際に考えながら、
あ あの空間 あの場所 どんなんだろう?
と なった時、これまでは大体めんどくさがって、
その場所に訪れる事なく、雑誌やwebを漁って、
自分のデザインに変換してきた.

今はそうではなくて、
じゃ ちらっと行ってみるか、的に
すぐに出かけていって触れてみる、体感してみるようになった.

まじ、全然違う.

よりライブ感のある素材使いや、切り替えや.
デザインのキレが違うわけだ.

当然、見たいものがロンドンにあったり、ニューヨークに
あったりしたらすぐに触れられないわけだけど、
基本的な方針として、ちゃんと行って触れる事を
実践できるようになったのは、
いい影響を自分のデザインに与えてる気がする.


そこへ辿り着く道中に目にする人やモノもまた、
新たな刺激になるし.


リアルエクスペリエンス.

知っている と 分かる の違い.

2次情報 と 1次情報 の格差.


百聞は一見にしかず
百見も、一触にしかず
である.

インテリアと建築

jg-domestic-interior_28_550x370_20111026221323


最近取りかかっているプロジェクとが炎上していた.
僕らがアサインしていたインテリアデザイナーのデザインと
クライアントの志向がズレていて、
それが修正できないまま、何ヶ月も過ぎていたためだ.


結局、そのインテリアデザイナーは置いておいて、
僕と別の建築畑の仲間がデザインをすることになった.
まったく新しいヤツを.

それで、
インテリアデザイナーとアーキテクトの違いを
まざまざと感じて、これがなかなかおもしろかった.

これまでにも何度かインテリアデザイナーという
職能の人とは恊働したことがあった.
彼らのケイパビリティは、
アーキテクトと比較すると、
圧倒的なファーニチャーとテクスチャー/マテリアルの情報と、
ヒューマンスケールのデザインだと思っていた.

インテリアデザインの場合は、それがかなり重要なのだと.

まあ
それはそんなに間違っていなかった.
けれど、
少し大きな空間になると、、
そういうメソドロジーはあんまり通用しない.
誰がやっても殆ど同じようになってしまうわけだ.
要は、悪い言い方をすると、
表層を貼付けていることが多いから.


一方、
アーキテクトは、
常に天候や構造と向き合う事もあり、
インテリアデザイナーと比べると
圧倒的に上記のような知識に乏しい.
彼らはゼロベースで空間をつくるため、
新しい空間を立体的に考える能力に関しては秀でており、
これと計画力をかけあわせたのが、
アーキテクトのケイパビリティと思う.



今回デザインしていて、
まあ 月並みだけど、
両方無いとダメだな ということ.

両方がインテグレイトされた時、
始めて新しい空間やデザインが生まれる.
かつ ユーザーフレンドリーで.
当たり前だけど.

当たり前だけど、
これがけっこう世の中的にできていないと思う.

ここを、
マーケティング、ブランディングとさらに絡めて
もっと向上させていきたいなぁと感じます.
きっとそれがブランドアーキテクトのメソドロジーであり、
僕の思う、新しいアーキテクト像.




耳をすませてみる


img_181110_3209412_0


久しぶりに 耳をすませば 観た.

やっぱいい.

小さい頃に観たときは、
お互いが遠回りに好きになっていくような感じとか、
最後の早朝に気付く部分とかが気になった.

今回は、
二人でヴァイオリンを弾きながら唄を歌っているシーンで、
じいさんとじいさんフレンズが演奏に入って来る件.

ああいう空間性や、時間性のあるライフスタイルに
とても惹かれた.

雫が誠二クンが2ヶ月間修行に行っている間に、
自分も小説を打込んで可能性を探っていた件.

その結果、もっと勉強したいって
自分の次のステップが自分からちゃんと出てくるのって、
やっぱり自分がまじに問題に向き合ったり自分に向き合わないと
出てこなくて、僕なんてそんなことの繰り返しで
生きてるなと思う一方、あのくらいの頃は、
その打込む先が分からなくて悶々としてたなー と、
すごく懐かしさと親和性を覚えた.

関連して、
じいさんが水晶石か何かの原石を出してきて、雫に
「この大きな水晶は、実は取り出して磨くと曇ってしまうかも知れない.
一方、奥にある小さいヤツは、綺麗に輝くかも知れない.そうでないかも.
まだ見えてないところに、もっと綺麗な石が隠れてるかも知れない.」
そう、人生ってまさにそういうモノだなーと思う.

そして最後に、
誠司くんと雫がチャリで坂を上っている時に、
雫が自分もチャリを降りて、
私は荷物になりたくない、一緒にがんばる!!
みたいに言った件.

まさに、パートナーの関係だね.
雫を大切にしようとしていた誠司くんと、
それを知りながらも自分もアクションを起こしたいと思った雫.

最終シーンで、
誠司くんがプロポーズをして、雫が答えた後、
「しずくー好きだーっ」て抱きつくシーン.

ああいう風に、心の底から好きだと言いたいです.
はい.

ただ、
雫のお父さんが何故か方言?なのかやたらイントネーションがおかしかったのが
ずーっと気になっていた.どういう設定??



search
comments
archives
QR
QRコード