まだ暑いけれど
朝や夜に感じる空気はしゅんとしていて
秋が 何だかこそばゆい感じで
少しずつ 夏のゆらゆら揺れる空気に
シュルリと 入り込んできた.
そう
秋がくる.
重ね着の秋 スカーフの秋 ジャケットの秋
スニーカーの秋(夏はサンダル) デニムの秋
ニット帽の秋
そう
ファッション.
A/Wコレクションが気になるなる.
ショップでチェックしたところでは
MARC JACOBS やっぱりドキドキ.
あと フセインチャラヤン.
で
タイトルの言葉なんだが
今を輝く クリスヴァンアッシュが
雑誌でコメントしていたフレーズ.
今シーズンからレディスラインを始めた彼は
両ラインを同時にキャットウォークに登場させ
男女のコントラストやフュージョンを楽しんでる感じだった.
で
ディティールというのはもちろん彼の作品の話で
ふと気付く シャツの折り返しや縫合に ぐっとくる
みたいな話.
ちょー分かる.
他のデザイナーズでも 多分 着ている本人しか
気付かないディティールがあるのだけれど
むしろ そんなきめ細やかさにやられるものである.
ドキッ て.
建築でも
一見して分かるプロポーションやシークエンスの美は
もちろんなんだけれども、
何度か訪れたりして 気付く ディティール.
うわぁ まじ 何処まで考えてるんだ..
と
巨匠の奥行きの深さにぐーんとくる瞬間.
多分 そこに惚れてる.
男女関係でも
ほーんのちょっとのきめ細かさ
その 何でもない仕草や言葉に
ぐっとくるし
それが無いと 奥行きを感じない.
こいつ 馬鹿じゃあないか?
なんて思うくらいのディティールとか
もう 惚れ過ぎて死んでしまうだろう.
けど そのディティールは
あくまでさりげなく
ふと しか気付かない.
自分はまだまだ
全体のフォルムやプロポーションをまとめるのに
精一杯ではあるけれども
いつか
惚れさせるディティール つくりたいものだ.
女を惚れさせるディティールは
なるべくお早めに.